TTN Vol.15
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2全学年導入!全学年導入!等々力ICTの進化等々力ICTの進化Classi[クラッシー]2017年4月、高校1年生に一人1台のiPadを導入しました。これに先駆け、2016年10月より当時の中学3年生(現高校1年生)では、コミュニケーションツールとしてClassiの導入を先行してきました。主な活用事例は、次の4点です。①校内グループを活用したコミュニケーション(学年・クラス・保護者への連絡)②Webテストを利用したAttainment Test(朝テスト)③授業における資料の配信(パワーポイント、課題、過去問題など)④生徒カルテ(定期考査・模試の成績、教員による面談記録の共有) 現在は全学年全生徒がClassiを活用できるようになりました。iPadを先行導入している高校1年生では、毎日のH.Rでの連絡を校内グループで行ったり、先生がClassiにアップした授業資料を生徒自身が自分のiPadで見ながら復習をしたりと活用の幅を広げています。iPad導入学年が拡大していくことに向けて、これからも更なる幅広い活用法を見出していきたいと思います。 前述のCLACルームの誕生もあわせて、この1年間で等々力ICTは急速に発展を遂げてきました。これまで共有iPadは、学校内での授業だけではなく、宿泊行事の移動先で、プレゼンテーションやコミュニケーションツールとしても活用しました。 2018年度には新高1学年にも1人1台iPadが導入され、高1・高2の2学年がiPadを所有することになります。 次期学習指導要領「主体的・対話的で深い学び」に対応するために、高1では「ロイロノート」というアプリを先行導入しました。瞬時に課題を配信して解かせたり、全生徒の解答を共有したり、生徒と先生のコミュニケーションを活性化させ、生徒たちが主体的に自分の言葉で説明できるようになるなど、生徒たちからの発信を助け、共有、蓄積して、「学び合う」ことができます。今後もiPad導入にあわせてロイロノートを活用していく予定です。 1人1台のiPadで「場所、時間、ヒト」の制約がなくなり便利さが増す一方、生徒が自室にiPadを持ち込み、それに没頭してしまうといった不安も出てきます。こうした不安に対して制約を与えることで不安を取り除くのではなく、スマートフォンを使いこなすデジタルネイティブの世代に対して、iPadなどを日々使いながら情報リテラシー教育を行っていくことで、ICT機器に使われるのではなく、紙と鉛筆にできないことを補う1つのツールとして使いこなす、そんな世代を育成していきたいと思っています。2015年9月2016年10月2017年4月2017年7月2017年8月▶▶▶▶▶高校1年生全員および全教員に1人1台のiPadが導入校内無線LAN配備共有iPadを導入全教室に電子黒板設置CLACルーム新設ICTルーム新設(ICT担当者が常駐)ICTルーム

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