TTN Vol.16
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6 「都市大等々力の国語」は、将来も「使える」国語力を身につけるための取り組みが盛り込まれています。入学してまず徹底されるのが「字を正しく書く」こと、つまり「言葉を丁寧に扱う」ということ。中学3年間は漢字練習帳の提出を義務づけています。グローバル社会といわれる今だからこそ、美しい日本語を使いこなせるセンスを磨いてほしい。そんな思いで日々ノートを添削しています。さらに、言葉のセンスは「読書」でも培われていくものです。等々力では、定期考査において予め提示された「課題図書」の読了確認テストを実施。自ら進んで読んだ本とあわせ、本校オリジナルの「読書ノート」に記録を残していくことになっており、「読書感想文コンクール」や「読書コンペティション」等で自分のお気に入りを紹介する機会もあります。その他、俳句のコンテストにも全校をあげてチャレンジ。毎年、複数の生徒が入賞するようになりました。 また、授業では文章の要約を徹底して行っています。真の国語力とは、どんな難しい文章も誰にでも分かる易しい文章で言い換えられる力だと考えるからです。そして、ジグソー法をはじめとしたアクティブラーニングでは、「自ら考え、発信する力」を育成します。そんな生徒たちの活動をサポートしているのが、iPadや電子黒板等のICT機器。国語科もICT化の波に乗り、「Classi」や「ロイロノート」その他アプリを授業や課題で大いに活用しています。授業特集第2弾は「国語」です。国語の先生でもある原田校長先生は「グローバル社会といわれる今だからこそ、母国語をしっかりと学ばなければいけない」といつもお話しされています。国語、リテラシー教育は本校の教育目標の3本柱の1つにもなっています。【国語】授業特集!SIC通信ストラテジー・インフォメーション・センター☆読書コンペティションSICってこんなところ 本校の学校図書館(SIC)は第一校舎二階にあります。約3万冊の図書やDVDを所蔵し、調べ学習の授業や読書活動に利用されています。放課後は閲覧席や、生徒同士で話し合いながら勉強ができるグループ学習室も利用できます。 5月2日「読書コンペティション決戦大会」が行われ、クラスごとに行われた予選を勝ち抜いた代表生徒24名が、「お薦めの本」を発表しました。 本大会は「人生を豊かにする読書習慣や、自分の考えを表現できる言語能力を身に付けてもらいたい」という思いから始まったものです。各自1分半という限られた時間の中で、毎年ロングセラーから最新の話題の図書まで幅広いジャンルの本が紹介されます。 今年度は、『シッダールタ』(中2男子生徒)や『14歳からの哲学入門』(中3男子)・『昔はよかった病』(高3女子)など、知的好奇心が感じられる作品が多く紹介されました。

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