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SCHOOL GUIDE13細野侑唯さんは上智大学経済学部経営学科に、中出凌央さんは筑波大学総合学域群第2類に、それぞれこの春、現役合格。大学合格への経緯から、高校時代に夢中になったこと、将来の目標まで、2人に語ってもらいました。聞き手は、細野さんの担任を務めた児玉昭教諭です。児玉 昭教諭英語担当大学に今年の春から誕生した、この総合学域群に大きな期待を寄せたのです。上智大学経済学部経営学科 1年細野 侑唯さんノートを見るたびに「これだけ勉強したのだから、絶対に合格できる!」と力がわいたものです。細野 私もTQノートによって時間の管理能力が身につき、大学受験に役立ちました。先生方のサポートも私を合格へと導いてくれました。入試のための資料をたくさん集めて、的確なアドバイスをしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。特に担任の児玉先生はコロナで休校期間中、クラス全員とチャット機能を使い、一人ひとりに寄り添ってくださいました。児玉 あの時は大変でしたが、私の多くの教え子たちがコロナという困難を乗り越えて難関大学への合格を手にすることができ、うれしく思っています。 では、最後に本校の教育理念「ノブレス・オブリージュ」が、細野さんや中出さんの成長にどう影響したか教えてください。細野 この学校には、努力が報われる環境があります。でも、世界を見渡すと、どんなに努力をしても報われない子たちがいる途上国が数多くあります。上智大学での経済学の学びを通して、こうした途上国の子どもたちの努力が報われるシステムづくりに少しでも貢献できたらと思っています。これが「ノブレス・オブリージュ」でいう私の「責任と義務」なのではないかと考えています。中出「ノブレス・オブリージュ」の精神から、僕は人を思いやることの大切さを学びました。将来、どのような職業に就くかはまだ決めていませんが、目標はあります。理工系の知識や技術を活かして、人々の暮らしを豊かで便利なものにして、幸せを感じられるような何かを創り出すことができたらと思っています。児玉 素晴らしいことですね。2人のこれからの活躍と飛躍に期待しています。筑波大学総合学域群第2類 1年中出 凌央さん英語を流暢に話す帰国生の姿に憧れてオーストラリア語学研修へ。児玉 細野さんが上智大学を、中出さんが筑波大学をめざした経緯を教えてください。細野 高1の時、シンガポールからの帰国生がクラスにいました。彼女は外国人のように英語が流暢で、私の憧れの存在だったんです。私もあんなふうに英語が上手に話せたらなと思って、高2の時、オーストラリア夏季語学研修に参加しました。その結果、リスニング力が高まり、帰国後には英検準1級に合格できたんです。英語の運用能力を測るTEAP(ティープ)も児玉先生のすすめで受検し、高得点を獲得できました。 得意な英語を活かして国際系の学部に進みたい。そう思った私は、グローバル人材の育成に力を注ぐ上智大学の受験をめざしたのですが、大学入学共通テストでは満足のいく得点を取れなくて…。そこで、気を抜かずに最後の最後まで奮闘した結果、無事に合格することができました。中出 僕はもともと電子工学に関心がありました。しかし、理系の勉強に励めば励むほど、知ることの楽しさや学問の奥深さがわかってきたのです。筑波大学の総合学域群第2類を受験しようと決めたのは、1年次に幅広い知識を身につけてから、2年次以降に自分が希望する学類・専門学群に進み、専門分野を学べるシステムを導入していたからです。今の僕には電子工学を学びたいという思いがありますが、大学に入って視野が広がれば、将来の目標が変わるかもしれません。そのため、筑波理工系の知識を活かして、人々の暮らしを豊かで便利なものにしたい。児玉 中出さんは理系のエースとして職員室で常に話題になるなど、期待された存在でした。 細野さんは高2と高3の時、私が担任し、努力家であることをよく知っています。また、先輩が後輩をサポートする「SA(Student Assistant)制度」のメンバーも務めてくれるなど、学校に大きく貢献してくれました。細野 「SA」では、学校説明会にいらした受験生や保護者の方々に校内を案内したり、入試の時のお手伝いをしたりしました。誰かの役に立つことの喜びを知ることができ、とても貴重な体験になりました。 行事にも、心に残る数多くの思い出があります。そのひとつが藍桐祭(文化祭)です。高1の時は中出くんと同じクラスで、タピオカの模擬店を開きました。中出 ところがあまりにも多くタピオカが売れて、お皿まで足りなくなって急いで買いにいきました。僕は文化祭実行委員も務めていたので、特に藍桐祭は思い出に残っています。勉強だけでなく行事や部活動にも力を入れている、この学校の校風が好きでした。 僕はサッカー部に所属して、夢中で練習に励みました。勉強と部活動が両立できたのはTQノートのおかげです。学習した時間や内容を記録できるので、勉強がどれだけ模試などの結果に反映されたかを確認できました。2022上智大学と筑波大学に現役合格した2人が振り返る、学ぶ喜びと将来への希望に満ちあふれた3年間

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