東京都市大等々力高校 学校案内2022
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授7生徒の志望校・レベル・適性に合わせた各種講座の実施 業自学自習ICT推進委員会委員長 鹿又 裕毅学習進路委員会委員長 飯田 公彦 高校1年生P.10 参照TQノートによるTQ能力の向上高いレベルの英語力の定着自学自習力の育成記憶定着アプリによる英語自主学習TQノートTQノートの巻末の世界地図は、最難関の大学合格に必要とされる1日100分の学習が実現できた時に1マス塗りつぶすことができます。そして、年間で56,400分(940時間)の学習が確保できた生徒は、世界一周の時間の旅をした(around the world)ことになるよう設計されており、達成者はネームプレートがTQモニュメントに設置されます。また記念品が授与されます。TQノートで学習習慣を見直して、英語の成績がアップ中学生の時、留学生の人たちと英語で語り合う機会がありました。この体験から私は英語が話せれば、国境を超えて気持ちが通じ合えることを知ったのです。以来、国際関係の学部に進学したいと考えるようになりました。そのために英語の力をもっと鍛えようと思い、勉強した時間を正確に測ってTQノートに記録することにしました。集中力を維持したり、テニス部の練習と勉強を両立させたりするためです。定期テストや模試の後、自分の勉強量とこれらの試験の成績を照らし合わせて学習習慣を改善した結果、去年よりも1時間勉強時間が増え、英語の成績もアップしました。TQノートをこれからさらに有効活用していこうと思っています。ICTによって授業の質のさらなる向上をめざします。数学科では、問題や関数のグラフを電子黒板に映し出しています。関数の場合、定数を変えるとグラフがどう変わるか、実際の動きを見せることができるため、生徒の理解度が深まります。多面体などの立体図形の説明にも効果的です。社会科では動画や地図などの資料を見せたり、理科では実験の様子をリアルタイムで上映したり、英語科では動画ソフトを利用して発音の練習をさせたり…。各教科の教員が積極的に活用して、授業の質を高めようとしています。2019年度より、全校生徒に個人所有のiPadを持たせました。そして、「調べ学習」や「グループワーク」、「双方向授業」に利用しております。ICTはあくまでも補助教材に過ぎません。バランスを考えながら、必要に応じて使っていきます。「ジグソー法」で協働学習を展開。学びを深めていきます。ディープ・アクティブラーニング及び反転授業という手法を用いた授業を展開しました。「動機づけ」→「方向づけ」→「内化」→「外化」→「批評」→「コントロール」という過程をへることで、外的活動における能動性だけでなく、内的活動における能動性も重視しました。生徒たちも確実にアクティブラーナーへと成長しています。歴史総合の授業では、本校オリジナルのテキストと独自に作成した映像をつかって、予習し知識を事前にinputしてきてもらいます。授業のはじめには知識が定着しているかの確認テストを実施。次に、授業のゴールである、大きな問いを提示。この問いができるよう調べ学習をさせたり、講義を行っていきます。授業の最後には、ルーブリック評価により自己評価・他者評価Reflectionを行いメタ認知能力の向上をめざします。自学自習力育成のため環境づくりTLCシステムZ目標未到達者へのコーチング自学自習のための環境キャレルタイプの自習室を毎日平均130名の生徒が利用。自習室の利用時間は高校1・2年生が20時まで。高校3年生は21時までとなっています。試験2週間前の時期には250名を超える生徒が校内で勉強しています。この他にSIC(図書室)にも自習机とグループ学習室があります。また、18時10分まではラウンジやオープンスペース、選択教室でも自習できます。(Todoroki Literacy Center)● キャレルタイプの自習室(2室)約150席● チューター1日15名〜20名態勢で質問対応● SIC(図書室)にも自習及びグループ学習スペースありTQノート ー 学習計画を自らプランニング&管理 ー自学自習の習慣を定着させるには、自分で学習計画を立てることが必要です。その基本となるのが、時間の管理。本校では生徒全員が入学時から「TQノート」を持ち、学習予定などを書き込んでいき、進捗を自己管理。その計画に基づき、放課後、多くの生徒が自習室で勉強してから帰宅しています。ICT教育 ー 知的好奇心を刺激し、学ぶ意欲を高める ー本校では2015年度からICT(情報通信技術)教育を推進しており、電子黒板を全教室と選択教室合わせて40教室に設置しました。2017年度からiPadの使用を開始し、2019年度から生徒全員に持たせています。さらにアクティブ・ラーニングの「知識構成型ジグソー法」を授業に導入しています。電子黒板とiPadにより、生徒の考えや解答を、教員と生徒間で共有したり、電子黒板に映して生徒が発表したりすることも可能になり、生徒がより主体的に学べるようになります。一方、「知識構成型ジグソー法」は、グループをつくって理解を深め、問題解決能力を育む協同学習法です。このアクティブ・ラーニングとICTを組み合わせた授業を展開し、論理的思考力や共感力も育んでいきます。

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