等々力2026用高校PDF_web用
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7SCHOOL GUIDE 2026等々力生活における学びを充実させることと、情報リテラシーを身につけることを達成するために、生徒たちはiPadを用いた学校生活を送っています。授業の教材配布、課題の提出、委員会、部活動、行事などでの学年を越えた連絡、授業の予習復習として Web 上の映像授業を見たり反転授業として利用したりするなど、さまざまな学びの場面で iPadが活躍しています。一方で、日常的にインターネットにつながる環境は、社会の一員としてインターネット上の問題について理解する機会を我々に与えてくれます。2015年の全教室への電子黒板設置、2017年の LAN 環境整備、その後 iPadを段階的導入し2019 年に全学年生徒が所持という歴史を経て、特にこの5年間で等々力の授業は大きく進化してきました。また年1回、こうした等々力の授業を広く知ってもらうため「ICTフェア」という公開授業&教員セミナーを実施しています。今後も、首都圏私立中高で初のロイロ認定校として、等々力の ICT 教育は日々成長を続けています。昨年度はディープ・アクティブラーニングという手法を用いた授業を展開しました。「動機づけ」→「方向づけ」→「内化」→「外化」→「批評」→「コントロール」という過程をへることで、外的活動における能動性だけでなく、内的活動における能動性も重視しました。 生徒たちも確実にアクティブラーナーへと成長しています。高校2年生の「世界史探究」では、反転授業で ①教科書で予習、②授業の最初に準備ができているかを問う小テストを実施、③ルーブリックで学習単元の目標を明示、④大きな問いを提示し、授業のゴールイメージを提示、⑤単元の最後には大きな問いを個人解答、⑥最後にルーブリック評価で自己・他者評価を行います。この取りくみは、「共通テスト対策」「国公立2次試験対策」にもつながります。P i c kU P● 時間管理能力(TQ 能力)と自学自習力を育成し、徹底した進路支援を行う● 40 教室に電子黒板を導入。 ICT を活用したアクティブ・ラーニングを展開DX 推進委員会委員長 塚本 光教頭 飯田 公彦自ら目標を定め、その達成に向けた計画を練り上げ、優先順位を考えて行動できる人になるために。本校では全員が入学時から「TQノート」に、自分で立てた学習計画を細かく記していきます。こうして時間管理能力や自己管理能力を培い、本校は数多くの生徒を難関大学に送り出してきました。さらに、本校では ICT 教育を積極的に推進。数々の授業用アプリケーションを導入し、年に1度、教員が ICTを活用した公開授業を行うなど研鑽を図りながら生徒の可能性を大きく広げています。本校では2015年度からICT( 情報通信技術 )による最先端教育を推進しており、電子黒板を全ホームルーム教室に設置しました。また、2017年度からiPad の導入が始まり、2019 年度には全校生徒が1 人1台の iPadを所持しました。この iPadを使用して、授業やホームルームを進めます。これにより、生徒の考えや解答を、教員と生徒間で共有したり、電子黒板に映して生徒が発表したりすることも可能になり、生徒がより主体的に学べるようになります。さらにアクティブ・ラーニングの「知識構成型ジグソー法」を授業に導入しています。グループをつくって理解を深め、問題解決能力を育む協働学習法です。この「アクティブ・ラーニング」とICTを組み合わせた授業を展開し、論理的思考力や共感力も育んでいきます。先生たちも日々学び続けるICT 教育。等々力の ICT は進化し続けます。「ジグソー法」で協働学習を展開。学びを深めていきます。 「アクティブ・ラーニング」と ICT を組み合わせた授業を展開

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