2022年度_東京都市大等々力中学校_パンフレット
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東京大学文科二類 1年金澤 光さんS特選コース岩城 本校に入学した理由を教えてください。金澤 友人のお兄さんがこの学校にいて、先生方の面倒見が良いと聞いていたからです。河原 私は英語教育が盛んと聞いたためです。特選GLクラスで学びたくて、この学校を選びました。片山 私も河原さんと同じです。しかも、特選GLクラスなら高1から高2まで約10ヶ月間、カナダに長期留学ができます。私はこの留学に参加したいと考えていたので、都市大等々力に入学しました。小池 僕はこの学校が学ぶ意欲を大切にし、切磋琢磨できる環境があると聞いて入学しました。特選GLクラスにしたのは、英語のコミュニケーション能力を高めたかったからです。僕には医療系の学部に進学したいという目標があり、理系の勉強に専念したいので、長期留学は考えていませんでした。河原 私も入学当初、長期留学は考えていませんでした。18金澤光さんは東京大学文科二類に、河原千夏さんは東京外国語大学国際社会学部に、片山秀さんは早稲田大学教育学部に、小池優稀さんは東京都立大学健康福祉学部にこの春合格。この4人に中高時代をどう過ごしたか、また、将来のビジョンなどを語ってもらいました。聞き手は、学年主任の松前ゆみ子教諭と、岩城裕亮教諭です。東京外国語大学国際社会学部 中央アジア専攻 1年河原 千夏さん特選GLクラス小池くんと理由は違って、チャレンジする勇気がなかったからです。ところが、中3の時に、片山さんといっしょに参加したオーストラリア夏季語学研修がとても充実していたので留学への決心が固まりました。片山 私もこのオーストラリア夏季語学研修で長期留学への期待がますます高まりました。留学に行く前には半年間ほど、放課後にネイティブの先生からホームステイ先で使う英会話などのレッスンを受けました。松前 カナダでの約10ヶ月間はいかがでしたか?河原 最初は現地の人たちが話す英語がまったく聞き取れずに戸惑いました。日本に帰ることも頭をよぎりましたが、もう、後戻りはできません。英語の授業についていけるように猛勉強しました。十分に意思の疎通が図れるようになったのは、5ヶ月も経ってからです。片山 私は最初、現地校の友達ができずに不安な日々を過ごしました。しかも、同じ家にホームステイをすることになったスペイン人の子は、ホストファミリーと楽しそうに英語で会話しているのに私はできなかったのです。そこで、自分から動き出そうと一念発起し、クラスメートやホストファミリーに積極的に声をかけるようにしました。早稲田大学教育学部 英語英文学科 1年片山 秀ほのさん特選GLクラスすると、みんなと打ち解けることができ、友達も増え始めたのです。そして、6ヶ月で不自由なくコミュニケーションができるようになりました。河原 もっとカナダにいたいと思った時には、帰国する日が迫っていました。その頃には、リスニング力とスピーキング力とともに、精神力が鍛えられていました。言語や文化や価値観が日本とはまったく違う環境で、困難を乗り越えて留学を果たせたことで、大きな自信がつきました。松前 河原さんは帰国後、こうした苦労を「すべて自分の勉強です」と語っていたそうですね。私はその言葉を聞いて、非常に感動したのを覚えています。片山 確かに河原さんは堂々と自分の意見を述べられるようになりました。私も帰国した時、家族から「強くなったね」「自立したね」といわれました。人間的な成長が、留学で得られた一番の成果だと思っています。松前 片山さんも河原さんも高3まで書道部で活躍し、全国大会で受賞するなど、輝かしい実績を残しています。2人の成長を私は6年間見守ってきて、その前向きでアクティブな姿勢に感心したものです。岩城 私が地理を教えていた小池くんも、中学では弓道東京都立大学健康福祉学部 放射線学科 1年小池 優稀さん特選GLクラス貴重な体験を積み重ね、行事や部活動に励み、友情を培いながら、高い志を胸に歩んだ日々。困難を乗り越えることができ大きな自信がつきました人間的な成長が留学で得られた一番の成果だと思っています東大、外語大、早稲田、都立大に現役合格4人が都市大等々力での6年間を振り返る

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