2024年度パンフレット_東京都市大学等々力中学校・高等学校
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18英語の4技能がαクラスで鍛えられて準1級に合格一人ひとりを常に気にかけ寄り添ってくださいましたことがきっかけです。このαクラスで学べたので、英語の4技能が鍛えられ、私は準1級に合格できました。鈴木 私はKくんが中1、中2、中3、高2、高3の時の担任を、Mさんが高2と高3の時の担任を務めました。また、SさんとMさんが中2、中3、高1の時に数学を教えています。Kくんは中1の時から手のかからない生徒でしたね。高2と高3の時は、彼が難関大学をめざして頑張っている姿に、まわりの生徒が触発されて勉強に励んでいました。K あまり意識したことはないのですが、そういっていただけると、うれしく思います。鈴木先生に5年間も面倒を見ていただき、感謝しています。放課後講座でも数学を教えていただきました。鈴木先生は生徒一人ひとりを常に気にかけ、寄り添ってくださいました。慶應に合格できたのは先生のおかげです。鈴木 Mさんは努力家です。しかも、教室にゴミが落ちていたら拾ったり、文字が書かれたままの黒板を消したりするといった気遣いもでき、「ノブレス・オブリージュ」の精神を体現していました。そしてお茶大に行くという高い目標を掲げ、TQノートにそれを達成するための計画を書き込んで勉強に打ち込んでいました。M 私はお料理をしたり、おいしいものを食べたりするのが大好きです。そこで中3の時に大学で食品に関することを学びたいと教頭先生に話したところ、お茶大をすすめられました。以来、お茶大を第一志望にして勉強に励んだのですが、共通テストの結果が思わしくなく、合格は無理ではないかと落ち込んでいました。すると鈴木先生が「行きたかった大学なんだから、志望校を変更せずに頑張ろうよ」と笑顔で励ましてくださったんです。私は勇気がわいて、二次試験で力を出し切ることができ、初志貫徹を果たせました。 私が学んでいる生活科学部では管理栄養士の資格取得をめざせるので、将来は企業で食品開発の仕事に携わりたいと思っています。鈴木 Sさんは私が顧問を務めるバドミントン部の部員でした。高3で引退するまでバドミントンを続けながら、勉強では学年でトップを走り続けましたね。S 私は中学の時、数学が大の苦手でした。一生懸命に勉強していたのに結果に結びつかなかったんです。私が意気消沈していたら、鈴木先生が笑って励ましてくださいました。そのおかげで数学の成績を伸ばすことができ、第一志望の一橋大学にも合格できました。 一橋大学は中1の頃から名前を知っていて、父にも商学系に強い学校だと教えられました。私もMさんと同じようにおいしいものが大好きで食品会社に勤め貴重な体験を積み重ね、行事や部活動に励み、友情を培いながら、高い志を胸に歩んだ日々。Mさんはお茶の水女子大学生活科学部に、Kさんは慶應義塾大学理工学部に、Sさんは一橋大学社会学部にこの春それぞれ合格。この3人に中高時代の思い出や将来のビジョンなどを語ってもらいました。聞き手は、鈴木健教諭と岩城裕亮教諭です。鈴木教諭はKさんとMさんの担任を、岩城教諭はSさんの担任を務めていました。岩城 みなさんが都市大等々力に入学したきっかけを教えてください。M 午後入試があったので受験しました。入学して驚いたのは、中学入試が終わったばかりなのに、たくさんの勉強をしなければならなかったことです。そのおかげで自学自習の習慣を身につけることができ、今は先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。K 校舎がきれいで、自習室も完備され、先生方の教え方が懇切丁寧であることを知ったので、ここなら勉強に集中できると思ったことがきっかけです。また、文武両道をめざす学校であることにも魅力を感じました。そこで、入学するとすぐに剣道部に入りました。剣道は6年間続け、部長も務めました。剣道では体力が養われただけでなく、練習のメニューを自分たちで考えなければならないため、自主自律の精神も養うことができました。S 私は帰国生ではないのですが、幼い頃からずっと英語にふれていて、小学生の時には英検2級を取得していました。この学校には英語力が認められれば、帰国生といっしょにネイティブの先生から英語の授業が受けられるαクラスがあります。ここに入りたかった先生の笑顔が、私たちに自信と勇気をくれましたお茶の水女子大学、慶應義塾大学、一橋大学に現役合格3人が都市大等々力での6年間を振り返る

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