校長 草間 雅行「noblesse oblige」を胸に、新時代を生き抜く力を育む理想の教育像です。伴うものだという自覚を促し、その上でその責務をどう果たしていくnoblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)とグローバルリーダーの育成―これこそ、私たち東京都市大学等々力中学校が追い求める、ここでいう「ノブレス」とは日本 語の語感につきまとう、特権階 級としての「貴 族 」を意味するものではありません。それはヨーロッパの「k night(騎士)」にさかのぼることができる「紳士・淑女」の謂いであり、中国で言う「君子」(徳を備えた立派な人物)のことであると考えています。私たちは、誇り高く高潔な人間性を陶冶することに教育の基本を置いています。そして、高潔の士にはそれにふさわしい責任と義務とがべきかを常に意識して行動できるような若き有能な人材を育てたいと思っています。変転して止まない現代社会にあって、常に不動の一点を見つめて生きることができる、「プリンシプルを持った若者」。私たち東京都市大学等々力中学校は高い理想の人格教育を掲げています。 「noblesse oblige」。この理念のもと、「高潔」「英知」「共生」の精神を身につけたグローバルリーダーの育成をめざす̶̶。本校が掲げるこの教育目標は、時代の変化の中でも揺るがぬ指針として受け継がれてきました。 本校の校長として3年目を迎えます。これまでの2年間を通じて、本校の教職員が一丸となって築き上げてきた教育の質の高さを実感し、生徒たちが授業や行事、部活動などの学校生活において、生き生きと活動する姿を目にしてきました。この2年で得た確信をもとに、さらに本校の教育を発展させ、未来を担う生徒たちを力強く支えていきたいと考えています。 現代の社会は、VUCA(Volatility: 変動性、Uncer-tainty: 不確実性、Complexity: 複雑性、Ambiguity: 曖昧性)の時代といわれ、将来の予測がますます困難になっています。こうした環境の中では、変化に柔軟に対応し、自ら考え抜く力が必要です。その力を育成する一つの手段として、ICTの活用があります。AIの発展は目覚ましく、その流れを理解し、有効に活用する力が求められます。本校では、ICT機器を活用しながら、プログラミング教育やネットリテラシー教育を導入し、知的な育成だけでなく道徳的な視点を学ぶ環境を整えています。 本校の教育理念である「英知」は、まさにこの時代を生き抜くための知性を涵養するものです。また、「高潔」の精神をもって道を切り拓き、「共生」の意識を持って多様な価値観を尊重しながら協働する姿勢が求められます。本校では、こうした力を育むことを重視し、生徒が不確実な未来に対して主体的に挑戦し、自らの可能性を広げていけるような教育を提供していきます。日々の授業や各行事の中に、「正解のない問」を見出し、それについて調査をしたり、意見を出し合ったり、深く考察し、考えをまとめ、皆の前で発表することを通じて、主体的な学びの手法を身に着けていきます。 また、本校のさらなる発展のために、グローバル教育の充実にも力を注いでいきます。海外研修・留学制度や帰国生の受け入れをさらに充実させ、多様な文化背景を持つ生徒が共に学ぶ環境を整えていきます。異なる価値観を持つ生徒たちが共に学ぶことで、一般生にとっても教室が異文化を直接体験できる場となり、国際的な視野が広がります。さらに、帰国生の英語力に触れることで、一般生の学習意欲の向上にもつながるでしょう。これらの取り組みを通じて、生徒一人ひとりが世界に目を向け、自らの可能性を広げていくことを願っています。 本校での充実した学びを糧に、これからの社会を牽引するグローバルリーダーを輩出していく̶ ̶。そのために、私はこれからも本校の発展に尽力し、生徒たちが誇りを持って学び続けられる環境を創り上げていきたいと思います。 3
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